日本リードVCレーダー2021

March 13, 2022

先月、日本での新規投資案件数に関するインフォグラフィックを公表したが、ベンチャー企業に投資する海外投資家からは、日本での投資が活発な独立系VCファンドが一目で分かると大変好評だった。また、国内でも、多くのスタートアップ創業者が、日本のVCセクターの不透明さを感じているようで、このインフォグラフィックが透明性を高めると賞賛してくれた。

そこで、このようなフィードバックを踏まえ、私達はもう一歩踏み込んで、日本で最も活発なリードVCファンドについても調査することにした。

まず、リードVCの定義とは?

リードVCとは、簡単に言えば、ベンチャー企業の資金調達ラウンドで最初にコミットするベンチャーキャピタルファンドのことである。リードVCは、投資ラウンドを組み立て、タームシートで投資条件と評価額を確定させ、取引完了までのスケジュールを設定する。欧米では、リードVCは、必ずしもそうではないが、当ラウンドにおける最大額の投資を行うことが多いが、日本ではあまり一般的ではない。

日本リードVCレーダー2021

そこで、2021年における日本の独立系VCファンドによる国内スタートアップへのリード投資件数を反映させたのが、下図の「2021版 日本リードVCレーダー」である。今後の記事で、なぜこれが日本のベンチャーエコシステムが成長するにあたり重要なツールであると考えるのか、詳しく説明したいと思う。[注:修正依頼があれば infographic@shizen.vc までお願いします] 。

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posted in venture capital by mark bivens

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