昨年に引き続き、日本リードVCレーダーを今年も公表する。このレーダーは、2022年に日本で最も活発であったリードVCを反映している。2022年度版では、日本の独立系VCが、2022年にVCの既存ポートフォリオにない国内のスタートアップ企業に、リード投資家として行った新規投資の件数をインフォグラフィックで紹介している。 これは、日本のスタートアップエコシステムを発展させるための重要なツールであると考えており、リードVCについては、こちらをご確認いただきたい(このデータを集計してくださったKanakoさんに感謝します!)。
As is customary, we are publishing once again our annual VC Radar™ for Japan. The VC Radar reflects Japan’s most active Lead VCs. For the 2022 edition, this infographic depicts the number of new investments led by Japan’s independent venture capital funds into domestic startups last year. Only investments in which the VC served as […]
企業の創業者にとって、リードVCからのコミットメントを得ることは資金調達のプロセスにおいて、間違いなく最も重要なマイルストーンである。リードVCはコミットメントをすることでリスクを負うことになる。これにより、ほかの投資家は安心して共同出資を行うことができ、タイムリーなクロージングが可能になる。特に企業の初期段階では不確実性が最も高く、創業者のベンチャーに対するビジョンが最もクレイジーに見えるため、リードVCが必要となる。 私はさまざまな地域(米国、欧州、日本)でアーリーステージのベンチャー投資を行ってきたが、日本がこの現象を最もよく表していると思う。日本ではプレシード、シードそしてシリーズAの段階で投資をしてくれるベンチャーキャピタルファンドの数が、野心的なプロジェクトを持つ有能な起業家の供給に対してあまりにも不足している。
For startup founders raising venture funding, securing a commitment from a Lead VC is a critical milestone, arguably the most important, in the fundraising process itself. The Lead VC makes a commitment, they go out on a limb. This reassures other investors to co-invest and thus enables a timely closing. This proves particularly necessary at […]
I’ve been tinkering with nostr the past couple weeks and find it intriguing. Nostr is an open protocol that aims to create a censorship-resistant global data-sharing network, primarily focusing on improving social networks. Instead of relying on a trusted central server, all users can run a client for the protocol. The vision of a decentralized […]
I extend my sincere wishes to all readers of this blog for a wonderful 2023. May this year of the rabbit bring calm, elegance, and good luck to you and your close ones. In many ways, 2022 proved to be an inflection point. Exactly three years ago, I wondered openly on this blog when the […]
Although 2022 has been a turbulent year for many of us, the good news is that it’s nearly over. With 2023 right around the corner, the timing couldn’t be better to solicit guidance from some insightful venture investors on the year ahead. As usual, I am happy to elevate the voices of VCs beyond the […]
2022年は、様々な意味で激動の1年だった。そのような1年が明けた中、洞察力のあるベンチャー投資家の方々から、新年に向けて注目しているトピックを教えていただくことにした。 例年通り、シリコンバレーの有名VC以外の声をお届けし、今回も女性ベンチャーキャピタリストの知恵を紹介する。 2023年も我々にとって、より悟りの多い年でありますように。ハッピーホリデー! . 関 美和氏(日本・MPower Partners) 2022年は、ESG投資に対する懐疑的な見方が広がり選別が強まった年だった。さらにEからSへ、特に従業員エンゲージメントの分野に焦点が移行してきた。その中でDEI (Diversity, Equity and Inclusion) は不可欠な要素として注目が高まると思われる。 MPowerでは、男性創業者のみのスタートアップと女性・マイノリティ創業者がいるスタートアップのIPOリターン格差について調査を行った。その結果、IPO時の資金調達額あたりのリターンは、女性・マイノリティ主導のスタートアップの方が高いことがわかった。 また、弊社が実施したスタートアップ調査でも、ESGを経営に取り入れているスタートアップは、従業員のエンゲージメントが高いという結果が出ている。このように、2023年はスタートアップやベンチャーキャピタルの間でDEIがより注目されるようになるだろう。 . 太田 明日美氏(日本・D4V) 日本発のコンテンツ、技術、製品(マンガや質の高い「Made in Japan」製品など)のグローバル展開を狙うビジネスに期待している。日本のベンチャー企業で働く人材の多様化、グローバル投資家からの日本への関心の高まりから、様々な分野で日本の優れたものを海外に発信しようという起業家が増えていると感じる。 昨年までに引き続き注目しているのは、ペインを抱えながらも、これまで大きな変革に踏み出せなかった業界・産業のデジタル化領域だ。例えば、ヘルスケア業界は個人情報保護やその他の規制によってイノベーションのハードルが高いとされてきたが、治療用アプリの医療機器認定を推進する動きや遠隔診療の普及をきっかけに、目覚ましい進化を遂げようとしている。 コロナ禍はレガシー手法を貫いてきた企業・業界が変化せざるを得ない状況を生み、斬新なアイディアを素早く形にするベンチャー企業が入り込む余地を作り出した。こうした事業領域では、大企業や政府、自治体などのステークホルダーとの協業が重要になる。デジタル化やオープン化、ベンチャー投資を進める政策と世相の後押しを受けて、スタートアップが大きな進化を遂げる土台が整ってきたと言える。 最後に、厳しい経済環境が続くなか、スタートアップの調達に関しては会社ごとに明暗が分かれ、二極化した状態が続くだろう。そうした影響から黒字経営やESGへの取り組みが今後さらに重要度を増すと予想する。消費者は企業が掲げるミッションやストーリーへの共感を重視し、大企業はESG関連投資を拡大していく流れがある。ESGへの取り組みはもちろん、それを発信していくためのストーリーテリング力がある企業に、資金が集中することになるだろう。 . Janneke Niessen氏(オランダ・CapitalT) 気候変動は、シャレにならないほどホットな話題だ。気候変動に関する当社のポートフォリオ企業は、事業成長を実現し、多くのVCコミュニティからの関心を得ている。 2023年にはこの傾向がさらに強まり、これによって地球規模での気候変動の反転が加速されると期待している。 また、この分野のハードウェア企業は、これまで資金調達が困難だったが、気候テックへの関心が加速しているため、新年には資金調達の選択肢が増えることになるであろう。 . 宮原 綾子氏(日本・Genesia Ventures) 新たな資金の流れ:グローバルな市況の変化からスタートアップ向けの資金流入はよりセレクティブになるだろう。一方で、徐々に満期を迎える日本国内ビンテージファンドにおいては、DPI(実現倍率)やネットマルチプルが芽を出し始めると言われており、こうしたトラックレコードを梃にした新たな資金の流れに注目している。 インパクト投資:岸田政権の打ち出す「新たな資本主義」にアラインする形でスタートアップエコシステムの再構築が進展。経済的リターンに加えて社会的インパクトの重要性に対する認知度が拡大する中で、資本市場における評価手法など環境整備の議論が本格化すると予想される。 アジアとの連携:東南アジアやインドは、力強い経済成長やLeapfrog的に立ち上がるデジタル領域における将来性、そして日本企業のExit機会が豊富に存在することなどにより引き続き有望な市場。特にインドは2023年に中国を抜いて世界一の人口に達すると言われており、米中対立やウクライナ問題を忌避する投資家から注目を集めている。日本企業は製造業を中心にインドへの進出が進んでおり、同セクターで展開されるインフラテックに注目したい。 . 高森 遥氏(日本・STRIVE) AIの民主化が飛躍する年へ 2023年はAIの技術進歩によりデジタルプロダクトの進展がさらに期待されるでしょう。 2022年にはOpenAIのChatGPTがリリースされたことにより、ハイレベルなAI知識がなくとも容易にAI技術を開発やプロダクトクリエイションに応用することができるようになりました。言い換えますと、今までにない精度と効率性でAPI連携を通じて、目的に相応したLow-Code, No-Code, Generativeプロダクトを作成することが可能となるということです。 AIのアウトプットを言語・非言語二つの軸で分けるとすると、言語解析領域においてはプログラミング知見の普遍化、非言語解析領域ではプロダクトデザインにおける心理・認知関係の解明がさらに進み、その結果パーソナライズされたプロダクトの需要も高まると予想されます。 さらには、プロダクト作成プロセスの効率化・最適化のみならず、AIによって生成されたプロダクトの検証作業を担うサービスへの需要が高まることを予測します。
“The job was boring, limited to busywork without any meaningful impact, exposure to deal making, nor empowerment to contribute.”— said no Shizen Capital intern ever We’ve been blessed at Shizen Capital to have consistently amazing interns (welcome Kanako !). Our next internship opening is in early 2023. Qualifications:– basic analytical aptitude in marketing, finance, tech– […]
I’ve been ruminating on how Web3 could potentially transform gig economy businesses — e.g. Uber, Lyft, Airbnb, Upwork, Taskrabbit, Fiverr, etc. — and whether applying token economics to these activities would even make sense. Two encounters over the past week have persuaded me that a decentralized model could address some of the failings of these […]
私は、Web3が、Uber、Lyft、Airbnb、Upwork、Taskrabbit、Fiverrなどのようなギグエコノミー・ビジネスをどのように変えることができるのか、そしてこれらの活動にトークンエコノミクスを適用することは合理的のか、ずっと考えてきた。 この1週間での2つの出会いによって、分散型モデルが、これらの既存プラットフォームの欠点のいくつかに対処できることを確信した。
私たちが日頃から投資先企業に推奨している考え方のひとつに、「フィードバックループの短縮化」の追求がある。 フィードバックループを短くすること、つまり「スピードを上げる」ことは、スタートアップ企業がダイナミックな市場を切り開くための基本だ。フィードバックループを加速させることは、リーンスタートアップの哲学におけるMVP(顧客に価値を提供できる最小限のプロダクト)の概念を支えるものだ。