フランスは、世界で最も活気のあるスタートアップのエコシステムを維持するという野心を縮小させる気配はない。先週パリで開催された VivaTech カンファレンスで、フランスのマクロン大統領は、TIBI の延長を発表した。このイニシアチブは、金融機関のパートナーに60億米ドルを VC 資金に振り向けるよう促すことによって、3年間でフランスのスタートアップに300億米ドルの資金を供給することに成功した。 金融機関がアンカー LP として VC ファンドを支援すると、好循環の乗数効果が発生し、VC ファンドは他の LP からより多くの資金を調達することができるようになる。TIBI の延長により、このような政府系パートナー機関からフランスの VC ファンドに、特にアーリーステージのベンチャーファンドに重点を置く形で、さらに70億ドルの資金が供給される予定だ。 偶然なのか、それとも直接のインスピレーションなのか、ゆうちょ銀行は今日、「スタートアップをユニコーンにする」ための同レベルの資金提供を日本で発表したばかりだ。そこで、フランスがどのようにして36のユニコーンを生み出したのか、検証する好機だと思う。